2018年1月18日木曜日

VIVA! 手作りお味噌

今日は日本人の友人Mちゃん宅で、お味噌作り!

昨年の今頃もMちゃん宅で日本人女子三人が集まってお味噌作りをした。きっかけは、三人のうちの一人Nちゃんの娘ちゃん(偶然にもポーと誕生日が1日違い)が大豆アレルギーということで、市販のお味噌で作ったお味噌汁は飲めないというのを聞き、それではひよこ豆でお味噌を手作りしようか、ということになったのだ。

私はお味噌作りは初めてだったので、お味噌作りの経験のあるMちゃんに作り方をずっと習いたいと思っていたのがやっと実現した。実際にお味噌の味を楽しめるのは1年後。その「1年後」が近づき、やっと家族にも自分のお味噌を味わってもらえる。

そして今また1年後に食べられる味噌を仕込む時期でもある。アメリカでお味噌作りというと大変なイメージがあったが、大豆やひよこ豆はどこのスーパーでも簡単に手に入る。問題は麹。去年は郊外にある宇和島屋という大型の日系スーパーマーケットで手に入れたのだが、今年はPeople's Co-opという、オーガニックの野菜などを売っている近所の小さなマーケットを覗いてみることに。大豆やひよこ豆が量り売りで売っていて、必要なだけ手に入るので便利だ。塩も量り売り。

さすがに麹まではないかなと思ったけど、お店の人にダメ元で聞いてみたら、あったあった。オーガニックの玄米の麹だそうだ。こちらも量り売りなのだが、今回のお味噌作りに必要な500グラムはだいたい20ドル。ちょっと高いけど、美味しいお味噌ができるかも。

お店の人とやりとりしていると、アメリカ人の年配の女性客から声をかけられた。

「あなた何を作るの?」

「お味噌です。」

「お味噌って自分で作れるの?私も作りたいわ。どうやって作るの?」

簡単に工程を説明した。

「それで、1年間熟成させるんです。」

WHAT?!?!  A YEAR?!?!


おばちゃん、お店中に響き渡るくらいの声で激しいリアクション😅

"Never mind.  I'm not patient enough."

「あたしゃそんなに辛抱強くありませーん。」

ということで、お味噌作りは速攻で諦めてしまったようだ。

確かに、作ったものを1年間も食べられないなんて、便利な世の中に慣れている現代人向けではない。あのおばちゃんのリアクションを見て、私もこの1年間よく待ったと自分で自分を褒めたくなった😁

さて、今年もMちゃん家のちょー素敵なアメリカンな雰囲気のキッチンで、お味噌作りはなかなか順調にできた。Mちゃんは去年、おうちを買ったばかり。アメリカの一軒家のキッチンは広々としていて、主婦のカリスマ、マーサ・スチュワートにでもなった気分😊去年から1年ぶりの味噌作りだけど、工程もおさらいできたし、これからは自分一人でもなんとか作れそうだ。



そしてその晩、約1年熟成させたひよこ豆のお味噌を出してきた。お味噌汁にしたらおー、甘みがあって美味〜。塩加減もよし!家族の反応よし!

1年後のこの気持ちを楽しみにして、またお味噌を作ろーっと。